離乳食はいつから?

お母さんにとって、育児の最初の難関は「離乳食」ではないでしょうか。
実際に保育園にくるお母さんからの質問も多いのが離乳食についてです。
その中でもダントツで多いのが「いつから?」。

 

「マンマ」が言えたら離乳食

離乳食のスタート時期を見極めるのはちょっと難易度が高いですね。

概ね生後5~6ヶ月で離乳食を始めると言われていますが、こどもによって発達はまちまちなので、カレンダー通りに「はい、今日から離乳食!」という訳にもいきません。

一般的に良く聞くのが、お父さんお母さんが食べているのをじっと見ていたり、ヨダレの量が多くなってきたら大人の食べ物に興味が湧いているので離乳食をはじめてみる、というものですが、子育てが初めてのお母さんだと判断に迷ってしまうのではないでしょうか。

そこで分かりやすいのが、こどもの発語から推測する方法。食べるのも話すのも同じ「口」ですので、両者に密接な関係があるのは想像しやすいです。具体的には以下の通り。最初なので「Step.1」ですね。

<<食べ方と発語の3ステップ>>

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実際にあげてみて判断

とはいえ、口の発達だけで食欲が湧くわけでもありません。

実際に上記Step1をやってみて判断します。
尚、離乳食を始めるときに、母乳やミルクの量を減らしたり増やしたり濃くしたりする必要はありません。このころはまだ一回にスプーン1杯程度なので栄養価やカロリーは気にしなくても大丈夫です。

まずは「十倍がゆ」からはじめて、慣れてきたら消化しやすい野菜(かぼちゃ、にんじん、ほうれん草など)をすりつぶしたものをあげてください。離乳食をはじめて1ヶ月が過ぎたら白身魚をすりつぶして混ぜます。固さでよくいわれるのは「プレーンヨーグルト(多分ブル○リアのこと?)」と同じくらいです。

ちなみに調味料は基本的に使いませんが、問題なく食べてくれますよ。

口を固く閉じたり、吐き出すようならすぐに撤収し、後日あらためて挑戦しましょう。

離乳食に迷ったら、近所の保育園に聞いてみよう!

気分転換もかねて、保育園まで散歩してみましょう。0歳児クラスの先生はベテランの方が多いので相談しやすいですし、時間が合えば栄養士さんからのアドバイスも貰えますよ。
事前に電話するのがベストですが、覗いてみるだけでもOK。きっと声をかけて貰えると思いますので、気軽に相談してみてください。

「食べて!」は逆効果

はじめての離乳食はけっこう嫌がるあかちゃんが多いです。初回に拒否されたからといって落ち込んだり悩んだりせず、まあミルク飲んでるから大丈夫か、程度のおおらかな気持ちで始めてみてください。

おすすめ参考文献:
中川 信子 著「ママが知らなかったおっぱいと離乳食の新常識〜かしこい育児はおくちからはじまる 〜」小学館