こどもの防災対策

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日本はなにかと天災が多い国です。
万が一の時に慌てないように事前に必要なものを知り、準備しておきたいものです。


特にこどものものとなると、とっさには思いつかないことが多いので要注意ですよね。
そこで保育士時代の経験から、これだけ用意しておけばひとまず安心と言うリストを作ってみました。

目安は約4日分

『72時間の壁』。これは人命救助において、水や食料を摂らなくても生きていける限界の時間だそうです。大きい災害が起こると、この72時間(3日間)は物資の輸送よりも救急・救助活動が最優先されます。このことを踏まえると、物資の供給に手が回るようになるのは4日目からと言うことになると思いますので、その間の食料や医療品は確保しておいた方が良いでしょう。

こどもが素直に身につけられるモノを選ぶ

保育園時代の避難訓練では、子供が怖がって行動に移せないということがよくありました。
訓練ですらそんな状態ですので、本当の災害時はもっと手間取ってしまうかもしれません。
そうならないためにも、ヘルメットやリュック(子供が持つ場合)はなるべく喜んで身につけてくれそうなキャラクターやぬいぐるみのものを用意するのも良いアイデアかもしれません。避難所生活でも、これらのグッズが子供の気分を和らげられて一石二鳥です。
靴は履かさずに抱いていった方が早いと思いますので、非難グッズの中に一足いれておくのも手です。

いざというときのために(下に行くほど重要度低めです)

東北や熊本地震クラスの避難生活4日間を想定しています。

中には普段使う物があったり、年齢によっては必要のないもの等ありますので、お子さんの状況に合わせて用意して頂ければと思います。 

 

  • 子供用の防災頭巾・ヘルメット・帽子
  • 母子手帳・保険証
  • 抱っこ紐(予備用に大きめのさらしでも◯。ロープ、止血、マスク、よだれかけ、日よけなど様々な用途に使えてとても便利。)
  • おむつやパンツ
  • おしりふき(体拭きにも使用)
  • 粉ミルク・哺乳瓶
  • 赤ちゃん・子供用のレトルト食事
  • 赤ちゃん用・子供用のスプーン
  • おやつ
  • 着替え
  • タオル
  • ベビー・子供用の靴
  • おもちゃ
  • 子供用歯ブラシ
  • 冷えピタ
  • 厚手のビニール袋(簡易の洗濯や水汲みに一枚あると便利)
  • 新聞紙1部(寒さ対策や汚物処理などに便利)
  • 「驚異の防臭袋 BOS」と簡易トイレ
  • 輪ゴムと洗濯ばさみ(避難所の仕切りや授乳を隠すための布を止めるなど、あると何かと便利です。)

 

他には、日本で古くから使われているおんぶ紐なども、おんぶ、抱っこ、チェアベルト、授乳ケープ、おむつ替え時の下や軽い布団代わりになるので、1歳以下のお子さんをお持ちの方は用意しておくと便利かも知れません。

 

また、内閣府の防災情報のページにある「あかちゃんとママを守る防災ノート」などにも目を通しておくことも大切です。

 

保育園や幼稚園が良いといってくれるなら、避難訓練に参加させて貰うのも良いかも知れませんね(なかなか許可してくれるところは少ないと思いますが)。